昨年に引き続き、今年も山形県立酒田東高等学校からの依頼を受け生成AI[ChatGPT]活用講座を行い、1年生と学年担当の先生方を前に教壇に立たせていただきました。

本講座は2年次から始まる課題研究に向けてその研究の幅を広げることや生成AIリテラシーを身につけた社会人として成長するための第一歩としてAIに触れることを目的として実施されました。

講座の内容は、生成AIの基本的な仕組みや活用方法・注意点などを紹介し、生徒自身が実際にPCかスマートフォンを使って生成AIを操作し触れる経験をしてもらいました。

冒頭、「生成AIを使ったことはありますか?」という質問には、今回参加した生徒の半数がすでに活用経験があるというリアクションがあり、昨年同様の質問をした際にはクラスに5人程度だったことから、この1年の間に生成AIに対する関心と普及が急速に高まっていることがうかがえました。

講座後、以下のような感想が多く寄せられました。
※約100名の学生から頂戴した感想から一部抜粋とさせていただきます。

生成AIの利便性と
可能性への驚きと期待
ChatGPTは便利だと思いました。
AIの力は素晴らしいと改めて感じました。
質問してから回答するまでの時間も短く、情報を処理する能力がとても早くてすごいと思いました。
生成AIの
潜在的リスクと
注意点への認識
ChatGPTは便利ですが、誤情報を含む可能性があるため内容の正確性を必ず確認したいです。
AIの便利さと個人情報漏えいなどの便利さの裏に隠れた二面性を知れた。
ChatGPTの回答がすべて正しいわけではないので情報を鵜呑みにせず、しっかりと自分で判断したいと思いました。
AIとの
適切な向き合い方と
情報リテラシーの重要性の認識
個人情報を入力しないことも重要で感情や意図を持たないAIである点を理解し、過度に依存しないよう注意が必要だと認識しました。
そのAIの良さだけをうまく利用できるようになりたいなと思った。
これからの時代は情報社会と呼ばれているので一般常識として情報の取り扱い方は覚えておきたい。
今後の学習や生活への
活用意欲
この講座で学んだことを活かしてより効率よく、安全にAIを活用していきたい。
より上手く使えるような方法を知れてとても参考になりました。今後AIもうまく活用していきたいです。
いつかチャットGPTを使う時に役立てるようにしたい。

感想から、私たちが生成AI活用講座を通してお伝えしたかった生成AIの可能性やそれに伴うリスクや適切な向き合い方について学生に伝わったんだなとほっと胸を撫でおろすことができました。

そして、多くの生徒がAIの利便性に驚きと期待を抱く姿を間近で見ることができた一方で、情報の正確性や個人情報保護の重要性も啓蒙する必要があると強く認識しました。

メコムではこれからも社会と地域の皆様に少しでも喜んでいただける活動をしてまいります。
生成AI活用講座について興味を持たれた公共機関や企業ご担当者様からのお問い合わせもお待ちしております。